時の遺産-原直久写真展
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時の遺産-原直久写真展


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展示会紹介

原直久教授は、1946年、日本の千葉県松戸市で生まれました。幼い頃から機械いじりが好きだった氏は、小学生の頃、父親の部屋で偶然1935年の『USカメラ年鑑』を見付けます。そして、この本に大きく影響された氏は、写真への興味を膨らませ、絵を描く代わりに写真を撮るようになりました。氏は、その後、1963年に日本大学写真科を卒業し、1976年には「文化庁派遣芸術家在外研修員」としてヨーロッパに渡り、フランスとドイツを訪れました。また、1985年には、「日本大学長期海外研究員」としてフランスに滞在しています。さらに、1994年より2016年まで日本大学教授を務めるなど、氏は、教育・撮影ともに経験豊富な写真家であり、その作品は数え切れないほどの出版物に収録され、数多くの世界的に著名な博物館に収蔵されています。
 1999年の年末、第2回台北国際写真フェスティバルに伴い、当館で原直久教授の作品を展示したことが、今回の展覧会の下地となりました。今回の展覧会では、氏自身の選りすぐりの作品120余点をご紹介します。パリを中心としたフランス、イタリアの山岳、水の都ベニス、スペインといったヨーロッパの光景や、韓国、台湾、北京、上海といったアジアの都市の情景を写した作品たちは、ヨーロッパとアジアの社会や都市の変転の記録であり、受け継がれながらも移ろいゆく、その都市ならではの佇まいや文化、価値観の証人でもあります。また、これらの作品は、様々な姿を通して感じられる自然で飾り気のない美しさもしっかりと捉えており、正に現代的な意義と芸術的価値を有する作品と言えます。
 当館は、原直久教授の長年にわたる写真芸術の探求に深く感謝致しますとともに、その作品を多くの方々に楽しんで頂きたいと願っています。

展示会情報
日付 2017/09/15 ~ 2017/11/12
関連情報
  • 主催: 国立歴史博物館
アートワーク